最近はネットで税理士紹介業を介しての税理士探しが普通になっています。
しかし、よくよく考えてみてください。
少しでも親身になってくれて、同時に安い顧問報酬の税理士を探そうとしているのになぜ、紹介業者、紹介サイトを通すのですか?
紹介業者や紹介サイトの紹介料ってどのくらいになるかおわかりですか?
紹介業者などによって中抜きされた金額は誰が負担するのでしょう?
それは、時間をかけて貴方がた事業主様、企業が負担するのです。
その額は、年間報酬額の半分くらいですよ。
そのくらい紹介業者は営業コストをかけないと、関与先をみつけられないのです。
なので、税理士は自ら検索してご自身で会計事務所に直接、問い合わせて交渉、依頼することをお勧めします。
次に、契約締結時に、月次巡回監査という形態も果たして必要なのか検討したほうが良いと思います。
多くが職員による形式的な定期訪問になってしまい、いたずらにコストがかかるだけです。
年に1回くらいは事業所に来てもらうのは現場感覚を感じてもらうために良いと思いますが、あとは事務所に訪問したほうがはるかに効率的、報酬も値下げ交渉できるでしょう。
税理士は時間の切り売りをノウハウだけではなくしています。
なので、時間を毎月拘束されるのは負担になるからです。
さらに、事業所の決算期変更についてです。
個人の確定申告、12月決算、3月決算法人はどの会計事務所も繁忙期となりますから、できましたら決算期変更をしたほうがよいでしょう。
登記手数料も3万ほどと大した負担になりません。
その分、農閑期の会計事務所からきめ細かくサービス、アドバイスを受けたほうがメリット大です。
決算期変更したからと言って、税務調査の確率が増えると言う話は聞いたこともありません。
煩忙期は私どもも土日祝日出社、深夜残業当たり前の状態です。
職員が退職する理由の大半も決算期の負担が大きいことです。
担当者が交代して負担が増えた経験は多くの事業者様がお持ちだと思います。
できたら、業務に精通しているベテランの担当者や所長に見てもらった方がよいのは言うまでもありません。
資料の整理・分類と提出時期の早期化を
領収書やレシート、通帳コピーなどの資料は整理・分類の仕方によって作業の効率が全く異なります。
会計はコミュニケーションですから、第三者である会計事務所に上手に状況を伝える工夫が必要となります。
また、決算期ぎりぎりになってからの資料の大量提出は会計事務所を単なる作業屋にさせるだけです。
普段から分類・整理して早め早めに会計事務所に提出するように心がけましょう。
それだけで、かなり報酬削減にもつながると思います。
会計事務所に作業をさせてはもったいないです。
税理士を作業要員にするのは宝の持ち腐れです。
少しでも有効活用することがお互いの幸せになると考えます。
令和会計社にご相談ください